流星ワゴン
- 作者: 重松清
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/02/15
- メディア: 文庫
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泣きました。泣けるとは聞いていたけれど、こんなにストンと泣いてしまうとは。
- 主人公と妻の年齢
- 父と息子 息子と息子 という関係
- その関係に悩んでいる という設定
- オデッセイに乗るきっかけとなる心情
これらがすべて自分と重なってきて、一行一行読み進める毎に、その輪郭がはっきりしてきて、いつのまにか感情移入なんかを通りこえて、深夜ドライブしている自分に気づく。父になり息子になり、悩み苦しみ、途方に暮れてはぼやいている。
分かれ道はいつだったのかいまなのかまだなのか。サイテーではなくサイコーな現実にしていくために、ボクはいまなにをしているのか。
最近、小説が読みたくてしかたなくなっています。物語によって自分が運ばれていく。そんな感覚を欲しています。アタマではなくココロを刺激したくなっているわけです。