仕事のやり方を私的に流用してみる

なにをもって「仕事」というのか。「仕事」っていったいなんなのか?

友人に問われるまで、「お金を得ようとすることに関係することもしくはその周辺」=「仕事」だと思っていました。もしくはその周辺、と言ってしまうとキリがないんですが、まったくお金と縁がないことは、どこか「仕事」という言葉とはなじまないような気がしていたのです。

その友人にとっては「自分であること」=「仕事」です。1対1で話していたわけではなく、彼対多数という構図で、彼の話をまじまじと聞きながら、ボクの中でもなにかの醸成が始まった瞬間でした。

となると、仕事に「公」も「私」もないわけです。「会社」と「家庭」「オフィシャル」と「プライベート」。

頭ではわかっていたつもりでも、実はどこかで、考え方ややり方の切り替えをしていました。会社では、当たり前のように使っているツールやチャート、チェックリストなど、家庭でも活用できる場面は多々あるのです。

わかりやすく実感しているのが、ムスメの保育園でのPTA活動。正確にはPTAという言い方ではないのですが、親の活動、というのもなんなのでとりあえず。

  • 年間計画がある
  • やらなくてはいけないことがある
  • やりたいこともある
  • 関係者がたくさんいる
  • 立場もいろいろ
  • モヂベーションもいろいろ
  • 外部業者とのやりとりもある

などなど。これはもうまちがいなくプロジェクトです。さっそくチームビルディングしてファシリテートしていかなくては、利害調整のための根回しも必要だし、負荷分散するために工数見積もりをしなくてはいけません。

というか、そうしちゃえば、どうってことないんです。なのになぜか、こうしたプライベートのことだとそうしてこなかった。会社で言ったら、あたかも新人くんみたいに知らない考えない動かないになってしまいがち……でした。逆に会社でこんな動きだったら、とっくにクビ。ということは、プライベートでだってクビ同然なわけです。

いかんいかん。できないわけではなくて、(なぜか)やってないだけ。実はできることがけっこうあるので、せっかくだからやってみることにしたのが、一年前くらい。

実際、仕事のやり方を私的に流用してみると、かなり使えることがわかりました。いろんなことがすごく楽になります。時間も動きも考え方も。めんどくささも半減。悩むことが極端に減ってびっくりします。いかに普段悩んでいたのか、逆に会社では悩まずにどんどん判断しているのか、に気づきます。

ちょっと抽象的になってしまいましたので、とりあえず公私で大活躍しているツールを1つご紹介しておきます。

excel de calender: 2008年 カレンダー付き方眼用紙
http://exceldecalender.seesaa.net/article/74190983.html

保育園のTODOは、このシートに落とし込むだけでおしまいです。あるようでないし、ないようだからもっとできるということがわかります。